
2025年補助金紹介| 省エネ補助金
令和6年度補正予算 省エネルギー投資促進支援事業費補助金

令和6年度補正予算「省エネルギー投資促進支援事業費補助金」は、事業者による高効率な省エネ設備の導入を支援し、エネルギー消費の削減と脱炭素化を促進することを目的とした補助制度です。本補助金は、一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)が執行団体として運営し、以下の2つの事業区分が設けられています。
① 設備単位型(Ⅲ型)
事業者が高効率な省エネ設備へ更新する際に、その費用の一部を補助する制度です。対象となる設備は、SII(環境共創イニシアチブ)が指定・登録したもので、ユーティリティ設備(高効率空調、産業ヒートポンプ、LED照明など)や生産設備(工作機械、印刷機械など)が含まれます。
補助率は以下の通りです:
- 中小企業:補助対象経費の1/2以内
- 大企業:補助対象経費の1/3以内
補助金額は30万円以上1億円以内で、申請には省エネ効果の定量的な証明が必要です。導入設備の省エネ率が10%以上、年間省エネ量が1kl以上、経費あたりの省エネ量が1kl/千万円以上などの要件を満たす必要があります。
② エネルギー需要最適化型(Ⅳ型)
エネルギーマネジメントシステム(EMS)を活用して、事業所全体のエネルギー使用を最適化する取り組みに対して支援を行う補助制度です。
主な特徴と要件
- Ⅲ型(設備単位型)との組み合わせが必須:Ⅳ型単独では申請できず、必ずⅢ型と併せて申請する必要があります。
- 対象事業:EMSを活用し、複数の設備やエネルギー源を統合的に管理・制御することで、エネルギー使用の最適化を図る事業。
- 補助対象設備:EMS機器(センサー、制御装置、データ収集装置など)や、それに付随するソフトウェア、通信機器など。
- 補助率:
- 中小企業:補助対象経費の1/2以内
- 大企業:補助対象経費の1/3以内
- 補助金額:Ⅲ型と合算して、30万円以上1億円以内
- 要件:
- EMS導入により、エネルギー使用量の削減が見込まれること
- エネマネ事業者(SIIに登録された専門事業者)との連携が必要
- 導入後の運用・効果検証を行う体制が整っていること
申請の流れ
- エネマネ事業者と連携し、EMS導入計画を策定
- Ⅲ型の設備更新と併せて申請書を作成
- SIIに郵送で提出(2025年7月10日必着)
- 採択後、交付決定を受けてから事業開始
このⅣ型は、単なる設備更新にとどまらず、エネルギーの使い方そのものを見直す高度な省エネ施策を支援するもので、特に工場や大規模施設でのエネルギー管理高度化に有効です。
③ 注意点
交付決定前に契約・発注した設備は補助対象外となるため、申請タイミングには注意が必要です。申請は郵送で行い、現在は**第2次公募期間(2025年6月2日~7月10日)**となっています。さらに、パートナー金融機関の支援を受けた中小企業には審査時に加点措置があり、申請の優位性が高まります 。
詳細は弊社営業までお声がけをお願いします。最適な補助金の御提案をサポートします。
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