【企業紹介】東洋精機工業の技術力と挑戦──MECT2025で体感する“加工の未来”

イベント, 製品紹介


◆ 東洋精機工業とは?──精密加工のプロフェッショナル

東洋精機工業株式会社(TOYO SEIKI KOGYO CO., LTD.)は、精密小型マシニングセンタの開発・製造に特化した日本の工作機械メーカーです。
「小さな機械に、大きな価値を。」を信条に、コンパクトながらも高剛性・高精度・高機能を兼ね備えたマシンを提供し、多品種少量生産や高精度加工を求める現場に最適なソリューションを提供しています。


◆ 東洋精機工業の強み

1. コンパクト設計 × 高剛性構造

限られたスペースでも設置可能な省スペース設計ながら、剛性を確保した構造により、重切削や高精度加工にも対応
特にZ軸の剛性強化やクロステーブル構造の最適化により、加工時の振動を抑え、安定した品質を実現しています。

2. 多彩なシリーズ展開とカスタマイズ対応

TVTシリーズを中心に、ストロークやテーブルサイズ、主軸仕様の異なる複数モデルを展開。
さらに、HSK-A63主軸対応や60本ATC仕様など、特別仕様にも柔軟に対応できる体制を整えています。

3. 加工立ち上げからマテハンまでトータルサポート

単なる機械販売にとどまらず、治工具設計・製作、加工プログラム作成、マテハン設計まで一貫対応
お客様の現場に最適な加工環境を構築するための“伴走型サポート”を提供しています。


◆ 加工能力の高さを実証するデータ

東洋精機工業のマシンは、BT30機比で最大1.8倍の切削能力を誇ります。
以下は、HSK-A63主軸を搭載したTVT331による加工実績の一例です。

ワーク材質切削条件切削量(cm³/min)
ADC12(アルミ)Φ20エンドミル、回転数2420min⁻¹、送り726mm/min、切込深さ3mm189
S50C(炭素鋼)Φ20エンドミル、回転数7960min⁻¹、送り5075mm/min、切込深さ3mm527

このように、高剛性・高出力主軸と最適な送り制御により、難削材にも対応可能です。


◆ MECT2025に出展決定!──“加工領域の拡大”をテーマに

2025年10月22日(水)〜25日(土)に開催されるメカトロテックジャパン2025(MECT2025)に、東洋精機工業が出展します。
会場はポートメッセなごや・新第1展示館 小間番号1B37
です。


◆ 出展機①:TVT332S(5面加工対応モデル)

特長:

  • 2軸インデックスとテーブルを一体化
  • インデックステーブル面を低く設計し、段取り性と剛性を両立
  • 5面加工に対応し、工程集約と段取り削減を実現

主な仕様:

  • 移動量:X500 × Y400 × Z400mm(Y軸オプションで500mm)
  • テーブルサイズ:650 × 400mm
  • 最大積載重量:標準300kg(オプションで500kg)

◆ 出展機②:TVT332W(ワイドストロークモデル)

特長:

  • X1000mm × Y500mm × Z400mmの広大な加工領域
  • 最大積載重量500kg対応の強化XYテーブル
  • 60本ATC(30本×2)搭載の特別仕様で多品種対応
  • 省エネ設計・切粉検出機能・ツール洗浄機能など、稼働率と品質を両立

加工対応力:

  • 大型ワークの全加工
  • 多数個取りによる量産対応
  • 工程集約によるサイクルタイム短縮

◆ TVT332Wの注目ポイント

1. 加工領域の拡大

  • X軸:1000mm、Y軸:500mm、Z軸:400mm
  • 主軸〜テーブル間距離:最大650mm
  • 大型治具やインデックス搭載にも対応

2. テーブルキャパシティの強化

  • テーブルサイズ:1100 × 500mm
  • 最大積載質量:500kg
  • 多品種・大物ワークに柔軟対応

3. 省エネ・高稼働率設計

  • クーラント流量制御による省エネ運転
  • 切粉噛み検出機能(BBT30:0.03mm、HSK-A63:0.05mm)
  • リトライ機能+ツール洗浄で加工継続性を確保

◆ まとめ:東洋精機工業の“今”と“これから”を体感する4日間

東洋精機工業は、小型・高性能マシニングセンタのリーディングカンパニーとして、
常に現場の声に耳を傾け、進化を続けています。

今回のMECT2025では、「加工領域の拡大」「工程集約」「高精度・高剛性」というキーワードを軸に、
現場の課題を解決するための“実機”を展示いたします。


◆ ぜひ展示会場で、実機をご確認ください!

MECT2025は、日本最大級の工作機械見本市です。
東洋精機工業のブースでは、実機の動作・加工サンプル・技術者による解説をご覧いただけます。

導入をご検討中の方、加工現場の課題をお持ちの方は、ぜひ会場で直接ご体感ください。
皆様のご来場を、心よりお待ちしております。


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