単能盤からの更新に最適!エグロの高速メカローダーCNC旋盤「EBN-10EX+Rebuild Loader」

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製造現場で長年活躍してきた単能盤。シンプルで堅牢な構造は魅力ですが、加工精度や自動化対応、エネルギー効率の面で課題を感じている方も多いのではないでしょうか。今回は、そんな単能盤ユーザーに向けて、更新の選択肢として最適なCNC旋盤をご紹介します。

エグロ社の「EBN-10EX+Rebuild Loader」は、高速メカローダー仕様のCNC旋盤。ロボットや直行ローダーとは異なる、安価で導入しやすい自動化装置を搭載し、単能盤からのスムーズな置き換えを可能にします。

高速メカローダーとは?

「EBN-10EX+Rebuild Loader」に搭載されている高速メカローダーは、素材をシュートから切り出し、主軸まで供給する一連の動作を高速かつ安定して行う装置です。ロボットのような複雑な制御や高額な設備投資は不要で、シンプルかつ省スペースで自動化を実現できます。

また、加工済みワークは主軸後部のエアー吹きによって回収シュートへ払い出され、機械後方のBOXに自動排出。人手を介さずに加工から回収まで完結するため、作業効率が大幅に向上します。

FANUC制御で加工条件の柔軟な設定が可能

従来の単能盤では、加工条件の変更や補正が手間でしたが、「EBN-10EX+Rebuild Loader」はFANUC製NC装置を搭載。刃具に合わせたオフセットや摩耗補正、回転数や送り速度の変更も数値制御で簡単に行えます。

これにより、多品種少量生産にも柔軟に対応でき、加工精度の向上と段取り時間の短縮が期待できます。

油圧レスで省エネルギー&環境配慮

単能盤では一般的だった油圧装置を一切使用せず、空圧駆動による省エネルギー設計を採用。これにより、電力消費を抑えつつ、環境負荷も軽減できます。

また、切粉回収も効率的に行えるよう、右側面出しのスラント方式を採用。オプションで切削油タンクも搭載可能で、ドライ加工からウェット加工まで対応範囲が広がります。

実機仕様と加工サンプル

「EBN-10EX+Rebuild Loader」の主な仕様は以下の通りです:

  • 加工最大範囲:Φ50×50mm
  • 主軸回転数:最大4,000min⁻¹
  • X軸移動量:200mm/Z軸移動量:150mm
  • 工具形式:くし刃形固定式(工具本数はワーク形状による)
  • 制御装置:FANUC System
  • 機械サイズ:幅1,730×奥行1,290×高さ2,030mm
  • 質量:625kg(本体単体)

MECT2025では、Φ20×L30mmの真鍮材(C3604)を使用した加工サンプルが展示されました。端面巾0.2mm、Φ6×20mm穴あけ、面取り(C0.8/C0.5/C0.1)など、単能盤でも対応可能な刃具本数での加工例として注目を集めました。

単能盤ユーザーこそ、今こそ更新のチャンス

「EBN-10EX+Rebuild Loader」は、単能盤の良さを活かしつつ、自動化・省エネ・高精度化を実現する次世代機です。導入コストを抑えながら、現場の生産性を高めたい方にとって、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。


ご相談は釜屋株式会社まで

釜屋株式会社では、エグロ製品をはじめとする工作機械の導入支援を行っております。実機見学や導入シミュレーションも可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

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