カバーができない工作機械でも対応可能|気流を活かしたミスト回収技術

未来への知恵ブログ

工作機械の加工工程では、切削油や冷却液が霧状(ミスト)となって空間に拡散し、作業環境の悪化や健康被害の原因となることがあります。特に、構造上カバーが設置できない機械では、従来のミスト回収が困難でした。SDG株式会社では、気流制御技術を活かした独自のミスト回収ソリューションを提供しています。

SDGの「ちょこっとエンジニアリング」と気流制御技術

SDG株式会社は、送風機やミストコレクターなどの環境改善機器の製造・販売を通じて、現場の課題に寄り添う「ちょこっとエンジニアリング」活動を展開しています。特に、気流を操る技術に強みを持ち、カバーが設置できない工作機械に対しても、空気の流れを活用したミスト回収を実現しています。

この技術は、作業者の健康保護だけでなく、機械の長寿命化や工場内の清潔維持にも貢献します。

法令対応と安全管理

労働安全衛生法では、有害物質の発散防止措置として、局所排気装置やミスト回収装置の設置が求められています。SDGの気流制御型ミスト回収は、以下のような法令・基準に対応しています。

  • 労働安全衛生法 第65条:有害物質の発散防止措置
  • SDS(安全データシート)対応:対象物質のばく露評価と対策
  • 作業環境測定基準:ミスト濃度の管理区分評価

参考:
👉 厚生労働省|有害物質のばく露防止対策

SDGの技術的アプローチ

SDGでは、以下のような技術を用いて、カバーなしの工作機械に対応しています:

  • 気流誘導型ミスト回収:送風機で空気の流れを制御し、ミストを特定方向に誘導
  • 局所吸引装置の設置:ミストの集積ポイントに吸引装置を配置
  • 空間設計支援:周囲のレイアウトに応じた気流設計と装置配置

これにより、カバーが設置できない機械でも、ミストの拡散を抑え、効率的な回収が可能となります。

実施事例

ある金属加工工場では、立旋盤や門型マシニングセンタなど、構造上カバーが設置できない機械が複数稼働していました。SDGは、気流解析をもとに送風機とミストコレクターを最適配置し、空気の流れを制御。作業環境測定では、ミスト濃度が第1管理区分に改善され、作業者の健康リスクが大幅に低減しました。


ぜひ当社にご相談ください。お客様に合わせたご提案をいたします。

👉 SDG株式会社公式サイト


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