捨てていた「切粉」が利益に変わる?三重の現場から提案する「脱油」という経営改革
三重県をはじめ、東海エリアの製造現場を回っていると、多くの工場長や経営者様から「電気代も原材料も上がって、削れるコストはもう残っていない」という溜息を耳にします。切削加工のスピードアップや工具の寿命改善など、加工プロセスそのものの効率化は、皆様すでにやり尽くされていることでしょう。
しかし、灯台下暗し。実は、加工が終わった後の「出口」に、年間で数百万円、規模によっては数千万円という単位の「利益」が垂れ流しになっているのをご存知でしょうか。
今回、私たち釜屋が注目したのは、加工現場の厄介者である**「切粉(切りくず)」**です。
「切粉なんて、産廃業者が持っていくだけのものだ」――もしそうお考えなら、この記事は貴社の収益構造を劇的に変える処方箋になるかもしれません。
1. 衝撃の事実:購入した切削油の「40%」は捨てられている
まず、こちらのデータをご覧ください。ある加工現場(月間切削油使用量1,000L)の内訳を調査したところ、驚くべき事実が判明しました 。
- ミスト散布などで消費される量:約10%
- 製品(ワーク)に付着して持ち出される量:約50%
- 切粉に付着して「廃棄」される量:約40%(400L)
つまり、高いコストを払って購入した油の約4割が、切粉と一緒にそのままトラックで運ばれ、捨てられている可能性があるのです 。
「自然落下(タレ切り)」では不十分な理由
「うちはザルに上げて、一晩しっかり油を切っているから大丈夫だ」と仰る現場の方も多いです。しかし、重力に頼った自然落下では、どんなに時間をかけても脱油率は85%前後が限界です 。 切粉の隙間や表面張力でこびりついた「残り15%以上の油」は、自然には落ちません 。この「15%の差」こそが、経営における大きな損失を生んでいます。
2. 釜屋が「高精度脱油システム」を推す3つの理由
世の中には多くの脱油機がありますが、私たちが株式会社そうぎょうの**『エコロアース』を推奨するのは、これが単なる「油を絞る機械」ではなく、「利益創出マシン」**としてのポテンシャルを秘めているからです。
商社としての目利きを活かし、釜屋フィルターを通してこのシステムの価値を紐解いてみます。
① 圧倒的な「脱油率98%」という壁
エコロアースは、強力な遠心分離技術を用いることで、従来の自然落下では到達できなかった脱油率98%を実現します 。 自然落下の85%と比較して、わずか13ポイントの差に見えるかもしれません。しかし、月間で400Lの付着油がある現場なら、計算上は392Lもの油を回収・再利用できることになります 。
エコロアース-改訂-脱油機経費削減事例【釜屋の視点】
油の価格が高騰し続ける今、回収した油をそのままタンクに戻せるメリットは、直接的なキャッシュフローの改善に直結します。ドラム缶単位で購入費が浮くインパクトは、現場の想像以上です。
② 「乾いた切粉」がもたらす売却益の最大化
油まみれの切粉は、製鋼メーカーにとって扱いにくい「不純物」です。そのため、買取価格が安くなるだけでなく、場合によっては「逆有償(処理費用を払って引き取ってもらう)」になるケースもあります 。 一方、エコロアースで脱油された「ドライな切粉」は、資源としての価値が跳ね上がります 。
- アルミ、銅、真鍮などは特に顕著で、買取単価が劇的にアップする可能性があります 。
- 試算例では、買取価格が20円/kgアップした場合、年間で約38万円の利益増が見込めます 。
③ 現場を「3K作業」から解放する自動化
私たちが最も強調したいのが、この**「省人化」**の側面です。 従来の切粉処理は、ペール缶に詰まった重い切粉を人間が運び、手動の脱油機に投入するという、重労働かつ油まみれになる作業でした 。
エコロアースは、投入から脱油、排出までを完全自動・連続運転で行います 。
- 作業員の削減: 5名で行っていた処理を2名へ(3名削減) 。
- 人件費削減効果: 月間約192万円、年間で約2,300万円もの削減が可能です(※稼働条件による) 。
3. 数字で見る投資対効果(ROI)シミュレーション
「本当にそんなに儲かるのか?」という疑問にお答えするため、具体的な削減事例をもとにした年間効果をまとめました 。
| 項目 | 現状の課題 | 導入後の改善効果 | 年間削減見込み額 |
| ① 切削油購入費 | 切粉と共に40%が廃棄 | 98%脱油・再利用 | 約 141万円 |
| ② 切粉売却益 | 油付着で安価・逆有償 | ドライ化で買取額UP | 約 3.8万円 |
| ③ 人件費・工数 | 重労働に5名従事 | 自動化で2名へ(3名減) | 約 2,304万円 |
| 合計効果 | – | – | 年間 約 2,449万円 |
※数値はあくまでもモデルケースに基づく試算です 。
この表から分かる通り、人件費の削減効果が最も大きなインパクトを与えます 。しかし、それ以上に重要なのは、浮いた人員を「段取り替え」や「品質管理」といった、より付加価値の高い業務へシフトできるという点です 。
4. 三重の製造業にこそ求められる「環境経営」への対応
近年、大手メーカーとの取引条件として、CO2排出量の削減(カーボンニュートラルへの対応)が必須となりつつあります。
エコロアースの導入は、この課題に対する明確な回答になります。
- CO2削減: 付着油の焼却処分に伴うCO2発生を抑制し、年間で約11トンの削減効果が期待できます 。
- エネルギー削減: 新油を作る、運ぶ、廃油を運ぶ。これら全ての工程におけるエネルギーを削減し、トータルでの環境負荷を低減します 。
これは単なる「環境への配慮」ではなく、地域で勝ち残るための**「企業ブランドの強化」**そのものです 。
5. 釜屋が伴走する「現場改革」の第一歩
「うちの切粉でも油は取れるのか?」「設置スペースは足りるか?」
そんな不安があるのは当然です。私たちは、単に機械を販売するだけの商社ではありません。
お客様の現場に足を運び、現在の切粉排出量や油の購入量を徹底的にヒアリングします。その上で、貴社の環境に合わせた最適なシステム構築をご提案します 。
「切粉を絞れば、利益が出る。」 これは魔法ではなく、技術に裏打ちされた経営の合理化です。
まずは、貴社の現場で眠っている「見えない利益」を調査することから始めてみませんか?
貴社の切粉と油の種類、現在の作業人数を教えていただければ、具体的な投資回収期間を算出できます。
「まずは話だけでも聞いてみたい」 ぜひ一度、釜屋までお問い合わせください。
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