見えない場所の「正解」を導き出す。釜屋が東京精密の計測用X線CT「Insightcom 160」を推す理由
ダイカストや射出成形、複雑な組付け部品を扱う工場の皆様から、最近このような「悩み」を伺うことが増えました。
- 「内部の欠陥(巣)を見つけるために、製品をわざわざ切断して破壊検査をしている」
- 「複雑な内部形状の寸法を測りたいが、従来の三次元測定機ではプローブが届かない」
- 「CT装置は操作が難しそうで、現場で使いこなせるか不安だ」
こうした現場の切実な声に対する、釜屋からの「処方箋」が、東京精密から登場した新商品**「Insightcom 160」**です。
メーカーの公式サイトを見れば、高精細な画像やスペックは確認できます。しかし、私たちがこの機械を「目利き」したポイントは、**「計測と解析をこれ一台で完結させた実用性」**にあります。
「誰のための機械か」を明確に
この装置は、単に内部を「見る」ためだけのものではありません。
- 試作段階で苦労している開発担当者: 切断せずに内部の「幾何公差」まで非破壊で計測し、設計変更のスピードを上げたい現場。
- 量産品の抜き取り検査を効率化したい工場長: 複数のワークを一度にスキャンし、一括で解析・レポート化して工数を削減したい現場。
釜屋の推奨ポイント:国産初の「計測用」としての信頼感
私たちがこの機種を強く推す最大の理由は、**「計測メーカーが作ったCT」**であるという点です。
- JIS準拠の精度保証: 従来の「観察用」CTとは異なり、三次元測定機レベルの信頼性を持って寸法計測が可能です。
- AIによる自動最適化: 専門知識が必要だったスキャン条件の設定を、AIが自動で行ってくれます。 これにより、「誰が測っても同じ結果が出る」という、現場が最も求める安定性を実現しています。
私たちは、このInsightcom 160を単体の測定機としてだけでなく、「検査工程のデジタル化」の要として注目しています。
「CT装置は高価で使いこなせない」と思われがちですが、実は中小企業こそ導入メリットが大きいのです。破壊検査のために廃棄していたワークのコスト、切断にかかる人件費、そして「見えない部分の品質」を保証できるという付加価値。これらを総合的に判断すれば、投資回収は決して夢物語ではありません。
担当者の声:メーカー担当者との「裏話」
先日、東京精密の担当者と意見交換をした際、非常に印象的だった言葉があります。
「私たちは、ただ『見える』装置を作ったのではありません。現場の方が、測定室に行かずにその場で『正しい判断』を下せるための道具を目指しました」
これまでは海外製の高額なCT装置が主流でしたが、このInsightcom 160は東京精密が自社開発・自社サポートを行う戦略モデルです。 私たちの地元・東海エリアにも強力なサポート体制があり、導入後のトラブルを心配する必要がない点も、商社として自信を持って推奨できる理由の一つです。
導入前後の「ストーリー」:Before/After
例えば、三重県の自動車部品メーカー様で導入を想定した場合、このような変化が期待できます。
- Before(導入前): 金型の微調整のたびにワークを切断し、断面を顕微鏡で計測。1個の検証に数時間かかり、試作コストも膨大に。
- After(導入後): ワークを置いてボタンを押すだけ。内部の肉厚、ネジ穴のピッチ、見えない箇所の欠陥を15分でデジタルデータ化。切断の手間がなくなり、開発スピードが劇的に向上しました。
「測れないものは、つくれない」。これは精密計測の世界でよく言われる言葉ですが、私たち釜屋はそこに**「非破壊で測れるようになれば、現場はもっと自由になれる」**と付け加えたいと思います。
「うちはプラスチック成形だからCTなんて……」 「アルミダイカストの内部の『巣』だけ見られれば十分なんだけど……」 そんな些細な疑問でも構いません。まずは釜屋にご相談ください。
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