はじめての協働ロボット 釜屋オンライン

未来への知恵ブログ

■ 協働ロボットって、そもそも何?

工場で使われるロボットというと、

  • 囲いの中で高速に動くロボット
  • 作業者が近づけない大型ロボット
  • 専門知識がないと扱えないロボット

こういったイメージを持つ方が多いと思います。

しかし近年、
“人と同じ作業空間で、安全に一緒に働けるロボット” が登場しました。

それが 協働ロボット(Collaborative Robot / Cobot) です。


■ 協働ロボットのいちばんの特徴

人の近くで、安全に、同じ作業を担当できるロボット

従来のロボットとの決定的な違いはここです。

  • 柵で囲う必要がない
  • 作業者の横で動ける
  • 人と同じ作業台で働ける
  • 万が一接触しても安全に停止

つまり、
“機械の得意な作業だけロボットに任せ、人はより価値の高い作業へ”
という新しい分業ができるようになりました。


■ 協働ロボットが広がっている理由

① 専門知識がいらないほど操作が簡単

タブレットで操作する機種が多く、
スマホ感覚で教示できます。

ロボット未経験者でも扱える


② 多品種生産に向いている

段取り替えが簡単で、プログラムもサッと切り替え可能。

小ロット生産・短納期に強い


③ 省スペースで設置できる

安全柵が不要なため、
既存ラインのすき間やセル作業にも導入しやすい。

レイアウト変更が少なく済む


④ 人手不足対策として役に立つ

協働ロボットは「単純・反復作業」が得意。

  • 箱詰め
  • 検査
  • 部品の供給
  • 加工機への投入
  • ネジ締め
  • 仕分け

など、今まで人が負担していた作業を任せられます。

1名で複数工程を担当できるようになる


⑤ 導入コストが従来ロボットより安い

協働ロボットは軽量・省エネ・省スペースのため、
従来の産業用ロボットより導入費が低いのが一般的。

中小企業でも導入しやすい


■ 協働ロボットでできること(具体例)

  • 箱のピッキング
  • 検査(カメラと併用)
  • バリ取り
  • 接着・塗布
  • 組立
  • ワーク搬送
  • NC旋盤・マシニングへの自動投入
  • ライン作業の補助
  • アーク溶接(専用モデル)

実際には「人が手でやっている作業の多く」が対象になります。


■ 協働ロボット導入で得られる効果

● 人手不足の解消

夜勤や単純作業を代替できるため、採用困難を補います。

● 作業品質の安定

“誰が作業しても同じ品質” に。

● 作業者の負荷軽減

単純・反復・危険作業をロボットへ。

● 生産量アップ

ロボットは疲れず連続稼働が可能。
工程のボトルネックを解消します。

● 自動化の第一歩として最適

従来ロボットより導入ハードルが低く、
“とりあえず1台試す” 企業が増えています。


■ まとめ:協働ロボットは「誰でも使える時代」へ

協働ロボットは決して難しい設備ではありません。
本質は、

  • 人の負担を減らし
  • 作業品質を安定させ
  • 生産性を上げる

ための “現場の相棒” です。

ロボットが人の仕事を奪うのではなく、
「人がやりたくない作業」をロボットに任せる時代になっています。

協働ロボットに興味がある方は、まず小さな工程からの導入で十分効果が出ます。


\協働ロボットの導入・選定は当社へご相談ください!/

ワーク内容・工程・ご予算に応じて最適な機種をご提案いたします。


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