三次元測定機の選び方|接触式と非接触式はどう違うか

製品紹介

この記事は、三次元測定機の導入・更新を検討している品質管理・生産技術の方向けです。

三次元測定機は、検査を「工程の外」から「工程の中」へ引き寄せている設備です。接触式か非接触式かの選定を誤ると、精度は出ても検査が現場のボトルネックになります。2方式の違いと、これから求められる使い方を整理します。

接触式と非接触式、何が違うのか

方式仕組み得意なこと弱点
接触式(プローブ式)先端のプローブをワークに接触させて座標を取る高精度。硬い面・単純形状に強い測定に時間がかかる。柔らかい材料は変形の恐れ
非接触式(光学・レーザー)光やレーザーで表面をスキャンして点群を取得する速い。複雑な自由曲面も面で捉えられる反射面・透明素材は苦手。接触式ほどの精度が出ない場合がある

近年はこの2方式を1台で切り替えられる複合型も増えています。「速さを取るか、絶対精度を取るか」ではなく、両方が必要な場面が増えているのが実情です。

プローブという盲点

接触式の性能は、本体だけでなくプローブの性能に大きく左右されます。小型で高精度なスキャニングプローブやタッチトリガープローブへの更新だけで、既存の本体のまま測定速度や精度が改善することもあります。本体の入れ替えを検討する前に、プローブ側の更新余地を確認する価値があります。

三次元測定機は、いま追い風の中にある

三次元測定機の市場は、今後10年で2倍以上に拡大すると見込まれています。背景にあるのは、検査を工程の最後に置く「孤立した検査」から、製造の途中でリアルタイムに測定し、その場で工程にフィードバックする「つながった計測」への移行です。自動車分野を中心に、複雑な部品ほど公差の管理がシビアになっていることも、この流れを後押ししています。

自動化との組み合わせがこれからの主戦場

三次元測定機は、もはや単独の検査機器として語れなくなってきています。ロボットにワークを持たせて測定機へ自動で運び込む、加工機のそばにインライン測定を組み込んで工程内で寸法を確認する——「測る」という行為そのものが、自動化の一部として設計される時代になっています。

測定機を検討する際は、本体の精度だけでなく、「誰が・何が・どうやってワークを測定機まで運ぶのか」まで含めて考えると、検討の質が変わります。手作業でワークを出し入れしている工程は、測定そのものより前後の搬送に多くの時間を取られていることが少なくありません。

まとめ

  • 接触式は精度、非接触式は速さと自由曲面対応が強み。複合型も増えている
  • 本体だけでなくプローブの更新でも、測定性能は大きく変わる
  • 市場全体が「孤立した検査」から「つながった計測」へ移行している
  • 測定は単独の工程ではなく、自動化・搬送とセットで考える時代になっている

測定機そのものの相談はもちろん、その前後の搬送や自動化まで含めて、一緒に工程を見直しませんか。三重県を中心に、中部エリアの現場へ伺います。

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