ねじ穴の再タップ、芯ずれや深さで困っていませんか? カトウ工機のリタップ専用ホルダ
溶接後のスパッタ除去や、塗装後のねじ穴のさらい直し。
一度加工したねじ穴に、もう一度タップを通す「リタップ」という作業があります。
ところで、こんな疑問はありませんか?
「すでにねじが切ってあるんだから、タップを通すだけでいいんじゃないの?」
確かに簡単そうに思えます。しかし、下穴と工具の芯がずれていたり、ねじの位相が合っていなかったりすると、思いどおりに作業できないことがあります。
そこで今回ご紹介するのが、カトウ工機の「リタップ専用ホルダ」です。
20261016_リタップ専用ホル加工済みのねじ穴に、どうやって合わせる?
お客様:「ねじ穴はもう加工してあるのに、どうして専用のホルダが必要なの?」
営業:「新しくねじを切るのではなく、すでにあるねじ山に合わせる必要があるからです」
お客様:「でも、芯が少しずれていたら?」
営業:「そこが、このホルダの面白いところなんです」
カトウ工機のリタップ専用ホルダには、軸方向と径方向に動くフロート機構が設けられています。
これによって、加工済みのねじ穴にタップを合わせる仕組みになっています。
3つの機構がリタップをサポート
この製品には、注目したい3つの特徴があります。
① クッション機構
タップがねじ穴に入る際、クッション機構によってねじの位相を合わせます。
② アキシャルフロート
軸方向に動く機構です。加工済みのねじ山に合わせる働きをします。
③ ラジアルフロート
径方向360°のフローティング機構により、下穴とタップの芯ずれに対応します。
つまり、ねじの位相、軸方向、径方向という3つの要素を考慮したホルダなのです。
ねじの深さも狙った位置に
「ところで、止まり穴の場合はどうするの?」
そんな疑問もありますよね。
このホルダには定寸機構が設けられています。
プログラムにオーバートラベルを設定することで、狙ったねじ深さで止める仕組みです。
タップの底当たりを防止する目的で設計されています。
ただし、使用時には機械側の動作条件や設定を確認する必要があります。
対応サイズと製品仕様
カタログには、次の2種類が掲載されています。
- ST10-RTP412:シャンク径φ10mm
- ST20-RTP412:シャンク径φ20mm
いずれも対応タップサイズはM4~M12、全長は124mm、本体質量は0.63kgです。
ストレートシャンク仕様のため、使用する機械側の保持方法も確認しておきたいところです。
リタップ作業にも専用工具という選択肢
ねじ穴のさらい直しは、製造工程の中では比較的小さな作業かもしれません。
しかし、ねじ山を傷めたり、深さが合わなかったりすれば、手直しの原因になります。
「ねじ穴をもう一度さらうだけ」と考えるのではなく、その作業に合った工具を選ぶ。
これも品質を考えるうえで大切な視点です。
カトウ工機のリタップ専用ホルダは、スパッタ除去や塗装はがしなど、加工済みねじ穴の再タップ作業に向けた製品です。
現在の作業で芯ずれや深さ調整に困っている場合は、選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。
リタップ専用ホルダ・タッピング工具のご相談は釜屋へ
カトウ工機のリタップ専用ホルダについて、対応サイズ、機械への取付け、製品仕様、お見積りなどのご相談は、釜屋株式会社 機械部までお問い合わせください。
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