【JIMTOF2026】キーエンスの見どころ|WM-7000・CG-R・QDシリーズで考える測定と検査の自動化

アラカルト

2026年10月26日(月)から31日(土)まで、東京ビッグサイトで開催されるJIMTOF2026。

キーエンスも出展を予定しています。

今回は、同社が2026年に発表した新製品を中心に、製造現場の測定・検査・自動化がどのように進化しているのかを解説します。

注目したいのは、**ワイドエリア三次元測定機「WM-7000シリーズ」、3D画像処理システム「CG-Rシリーズ」、卓上型全周外観検査器「QDシリーズ」**です。

なお、以下の製品は注目技術として紹介するものであり、JIMTOF2026での実機展示が確認されたものではありません。

キーエンスの出展場所

東京ビッグサイト 南4ホール・S4021

現時点で個別の展示機種は確認できていないため、実機の有無は会場で確認する必要があります。

① WM-7000|最大25mの大型ワークを測定

2026年9月に発表されたWM-7000シリーズは、大型ワークの三次元測定を目的としたポータブル測定機です。

最大25mの測定範囲に対応し、ワイヤレスプローブによる接触測定やスキャンによる形状測定を行います。

大型の製缶品や機械フレームでは、三次元測定機までワークを搬送すること自体が負担になります。

こうした場合、測定器をワークの近くへ持ち込めることは大きなメリットです。

ただし、測定範囲が広いことと、測定精度が高いことは同じではありません。

設備選定では、測定距離ごとの精度、繰返し性、測定環境の影響を確認する必要があります。

② CG-R|ロボットビジョンとAI検査

CG-Rシリーズは、ロボットビジョンやAI検査に対応する3D画像処理システムです。

6眼カメラを用いた新しい検出方式により、外乱光や対象物の姿勢変化に強い安定検出を目指しています。

ロボットによるバラ積みピッキングでは、ワークの位置だけでなく、重なり、傾き、反射などが検出を難しくします。

重要なのは、認識精度だけでなく、認識からロボット動作までの総サイクルタイムです。

会場で技術説明を受けられる場合は、認識失敗率、対象ワークの制約、ロボットとの接続方法を確認したいところです。

③ QDシリーズ|置くだけで全周外観検査

QDシリーズは、卓上型の全周外観検査器です。

メーカーは、ワークを置くだけで約5秒の全周検査を実現すると案内しています。

従来、複数方向から目視確認していた傷、欠け、外観不良などを自動化できれば、検査工数の削減につながります。

ただし、検査装置では良品を不良と判定する過検出と、不良を見逃す未検出の両方を評価する必要があります。

実際のワークを用いて、検出できる最小欠陥、光沢面への対応、品種切替時間を確認することが重要です。

④ AM-1000|卓上型三次元測定の自動化

AM-1000シリーズは、ワークを置いて操作する卓上型の自動三次元測定機です。

製造現場では、測定そのものよりも、測定準備や測定プログラムの作成に時間がかかる場合があります。

自動測定機の導入では、測定時間だけでなく、段取り、測定プログラムの作成、結果の保存まで含めて比較したいところです。

⑤ IM-X1000・VK-X4000|寸法測定と表面評価

IM-X1000シリーズは、大型ステージを採用した全自動画像寸法測定器です。

図面を取り込んだ測定プログラム作成など、測定作業の効率化を目指しています。

一方、VK-X4000シリーズは、白色干渉計を搭載したレーザ顕微鏡です。

寸法測定と表面性状の評価では、必要な測定原理が異なります。

測定対象が外形寸法なのか、微細段差や表面粗さなのかを明確にしたうえで、機種を選定する必要があります。

会場で確認したい5つの質問

  1. WM-7000の測定精度は、測定距離や環境温度によってどう変わるか?
  2. CG-Rは、金属光沢面やバラ積み部品をどこまで安定認識できるか?
  3. QDシリーズの約5秒検査は、どのようなワーク・検査条件で成立するか?
  4. AM-1000とIM-X1000は、測定精度・対象形状・測定時間でどう使い分けるか?
  5. 各測定器の結果を、加工機の補正や品質管理システムに連携できるか?

まとめ|測定時間だけでなく検査工程全体を評価する

キーエンスの2026年新製品からは、大型ワークの現場測定、ロボットビジョン、全周外観検査、卓上自動測定という技術の方向性が見えてきます。

製造現場の省人化では、加工機の自動化だけでなく、加工後の測定や検査をどう効率化するかが重要です。

設備選定では、測定精度、測定時間、段取り、検査漏れ、データ連携まで含めて比較する必要があります。

JIMTOF2026では、実際の展示内容を確認しながら、自社の測定・検査工程に適した技術を見極めたいところです。

よくある質問

Q. キーエンスのブースはどこですか?

東京ビッグサイト南4ホール、小間番号S4021です。

Q. WM-7000はJIMTOF2026に展示されますか?

2026年の新製品ですが、現時点ではJIMTOF2026での実機展示を確認できていません。

Q. 大型ワークの測定と小型部品の検査は同じ装置でできますか?

必要な測定精度、対象寸法、測定原理が異なるため、用途に応じた機種選定が必要です。

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