JIMTOF2026で5軸加工機を見るなら何を比較する?スペック以外の確認ポイント
JIMTOF2026で5軸加工機を見るなら、
「どの機械が一番高性能か」だけで比較しないことが重要です。
見るべきなのは、
・段取りを何回減らせるか
・工具突出しを短くできるか
・干渉しにくいか
・自動化しやすいか
・測定まで工程内でできるか
です。
5軸加工機は、スペック表より「自社の工程をどう変えられるか」で比較する方が分かりやすくなります。
■ まず段取り回数を見る
5軸加工機の大きなメリットの一つは、
複数面をワンチャッキングで加工できる可能性があることです。
例えば3軸加工で、
上面加工
↓
載せ替え
↓
側面加工
↓
再び載せ替え
となっているなら、
その段取りを何回減らせるのか
を確認します。
見るべきなのは加工速度だけではなく、
完成までの工程数です。
■ 工具突出しと干渉を見る
5軸ではワークや工具の姿勢を変えられるため、
工具突出しを短くできる場合があります。
特に、
深いポケット
複雑形状
斜め面
金型
難削材
では重要です。
JIMTOFでは実際のテーブル動作や工具姿勢を見ながら、
どこまで傾けられるか
主軸やテーブルが干渉しないか
短い工具を使えるか
を確認するとよいでしょう。
■ 立形5軸と横形5軸を比べる
5軸加工機といっても構成はさまざまです。
牧野フライスはJIMTOF2026で、
5軸制御立形マシニングセンタDA500と、
国内初出展となる5軸制御横形マシニングセンタa630iTを展示予定です。
オークマも5軸制御立形・横形マシニングセンタを出品予定です。
つまり会場では、
立形がよいのか
横形がよいのか
を実機で比較できます。
比較するときは、
ワークの載せやすさ
切りくず排出
自動化
パレット運用
設置スペース
も見ておきたいポイントです。
■ 5軸+旋削という選択肢もある
DMG森精機はJIMTOF2026で、
5軸制御横形マシニングセンタINH 63 FDを世界初公開予定です。
この機種はミルターンテーブル仕様で、
5軸加工と旋削を組み合わせた工程集約が可能です。
つまり、
5軸加工機を選ぶ
だけでなく、
旋削工程まで1台へまとめるべきか
という比較も必要になります。
■ 自動化まで見る
5軸加工機を導入しても、
ワーク交換を人が行うなら夜間運転には限界があります。
そのため、
パレットチェンジャ
ロボット
ストッカー
工具管理
機上測定
まで確認します。
DMG森精機はJIMTOF2026で、
5軸加工機と自動化システムを多数展示し、
工程集約・自動化・DXを組み合わせた提案を行うとしています。
機械本体だけでなく、
「この機械を何時間無人で動かせるか」
まで聞いてみるとよいでしょう。
■ 操作性とプログラム作成も重要
5軸加工ではCAMやシミュレーションも重要です。
複雑な5軸加工ができても、
プログラム作成が難しい
干渉確認に時間がかかる
現場で扱いにくい
のであれば、運用負担が増えます。
DMG森精機もINHシリーズで、
CAMと工作機械をつなぐソフトウェアや加工シミュレーションを提案しています。
機械だけでなく「誰がどう使うか」も確認しておくことが重要です。
■ 釜屋オンラインが考える5軸の見方
5軸加工機を見るときは、
主軸回転数
ストローク
早送り速度
だけではなく、
段取り削減
工具突出し
干渉
自動化
測定
操作性
まで含めて比較することをおすすめします。
「5軸が欲しい」ではなく、
「今の工程をどう変えたいか」から機械を選ぶことが重要です。
JIMTOF2026で5軸加工機を比較したい場合は、
現在のワーク図面や加工工程を持って見ると、より具体的な比較ができます。
JIMTOF2026で5軸加工機を見るなら何を比較すべきですか?
段取り削減、工具突出し、干渉、自動化、測定、操作性を確認するのがおすすめです。
5軸加工機は立形と横形のどちらがよいですか?
ワーク形状、切りくず、パレット運用、自動化、設置スペースによって変わります。
5軸加工機は複雑形状専用ですか?
いいえ。多面加工や段取り削減、工具突出し短縮の目的でも有効です。
5軸加工機を比較するとき、スペック以外で重要なのは?
実際のワークを何回載せ替えるか、何時間無人運転できるか、プログラム作成が現場で可能かを見ることが重要です。
【5軸加工機を見るポイント】
「5軸だから高性能」で選ばない。
段取り
+
工具突出し
+
干渉
+
自動化
+
測定
を見て、
自社の工程をどこまで減らせるかで比較することが重要です。
釜屋オンライン


