切削液の補充、まだ人がやっていますか? 自動希釈・供給システム「楽〜ラント」
工作機械の自動化というと、ロボットによるワーク交換や自動搬送を思い浮かべる方が多いかもしれません。
でも、ちょっと気になることがあります。
「切削液の補充は、誰がやっていますか?」
加工は自動化されていても、切削液を薄めて運び、機械に補充する作業は人が行っている。そんな現場もあるのではないでしょうか。
今回ご紹介するのは、COOLANT SERVER「楽〜ラント」。水溶性切削液の希釈・搬送・供給を自動化するシステムです。
切削液を入れるだけの装置?
お客様:「切削液の補充なら、ポンプを付ければできるんじゃないの?」
営業:「確かに、液を送るだけならポンプでもできます。でも、切削液は濃度の調整も必要ですよね」
お客様:「そうだね。原液を水で薄めてから補充しているよ」
営業:「では、その希釈作業も自動化できたらどうでしょう?」
楽〜ラントは、水溶性切削油剤を指定濃度に希釈し、配管を通じて工作機械へ供給するシステムです。
メーカー資料では、希釈濃度を0〜10%の範囲で設定できると案内されています。
20261016_COOLANTSERVER1台で3つの作業を自動化
楽〜ラントの主な機能は次の3つです。
① 切削液の自動希釈
水と水溶性切削油剤を設定濃度で混合し、切削液を作ります。
② 複数台の工作機械へ自動供給
装置内のタンクに貯蔵した切削液を、配管を通じて各工作機械へ供給します。
③ クーラントタンクの液量管理
工作機械側のクーラントタンクの液量を維持・管理します。
つまり、希釈・運搬・補充という作業を、まとめて自動化する考え方です。
複数台の機械がある工場ほど気になる仕組み
「うちは工作機械が何台もあるんだけど、全部に供給できるの?」
資料では、複数台の工作機械への自動供給に対応する構成が紹介されています。
ただし、接続可能な台数や配管距離などの具体的な上限は資料に記載されていません。
また、切削液の種類や機械ごとの濃度条件、既存タンクの構造によって、導入方法を検討する必要があります。
大切なのは、単に補充を自動化するだけでなく、工場全体で切削液をどのように管理するかという視点です。
補充作業がなくなれば、何が変わる?
メーカー資料では、導入による効果として次の5項目を挙げています。
- 省人化
- 生産性向上
- 品質向上
- 経費節減
- 労働環境改善
例えば、切削液を台車で運ぶ作業や、補充のために機械を巡回する作業を減らせれば、その時間を別の業務に振り向けられます。
また、補充時の濃度を一定の設定で管理することも、切削液管理を考えるうえで重要なポイントです。
ただし、実際の効果は補充頻度、設備台数、配管構成、使用する切削液などによって異なります。
工作機械の自動化は、加工以外にもある
工作機械の自動化というと、どうしても加工工程に目が向きます。
しかし、機械を動かすためには、材料、工具、切削液などの管理も欠かせません。
加工は自動化されているのに、切削液の補充だけは毎日人が行っている。
もしそうであれば、改善を検討する余地があるかもしれません。
まずは、1日に何回補充しているのか、何台の機械を回っているのか、どれくらい時間を使っているのかを確認してみてはいかがでしょうか。
切削液の自動供給・工場の省力化は釜屋へ
楽〜ラントの導入検討や、切削液の自動希釈・自動供給、工作機械周辺の省力化については、釜屋株式会社 機械部までご相談ください。
現在の設備台数や切削液の使用状況を確認しながら、導入の可能性を一緒に考えます。
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